2007年12月17日

最近の山上兄弟 2007年秋~冬

 まず、2人の声を聞いて欲しい。
声変わり直前で、それをがんばって「超キュート」な感じにキープしようとしているヨッチャ。子役の男の子が「キュート感」をキープしようとするのはすっごく大変。本人の自覚があって、本人も周囲の大人たちもすっごい努力をしなくてはいけない。最後には負けるとあきらかに分かっている戦いを12歳とか13歳とかの男の子が玉砕しないよう制御しながら戦っていく。「結果は判ってる。いいんです。この僕を楽しみに待っているお客様がいるのだから、1ステージでも多く…」という信念を持っていなくてはいけない。彼らにとっての子役人生は「最後にどうなったか」じゃなくて「どれだけたくさんの人を幸せにできたか」の勝負。立派な男の子の子役さんは、本体がオジサンになってもたくさんの人の心を助けるのだ。でも、残念なことに、そういうシアワセな子役人生をもらえる少年子役って、ほとんどいない。
 対する暁之進君の声は素材としては今が旬!食べごろ。もう、ステージで何かしゃべっていてもらえればそれでシアワセ。「山上兄弟情報!」のカンペをお兄ちゃんに押し付けて読んでもらおうなんて、許しがたいことです!わたしたち、ハスキーで発音の明瞭な王子のようなアッキーの声を一秒間でも長く聞いていたいのです。
 最近、箱抜きもののイリュージョン…仮称「ファンボックス」(?)のがメインにはいってきて、例えば「東京あいさつフェスタ」では、これがほぼ唯一の出し物(マーリン本をその前にチラッとやった)だったりするのですが、とても難しい。お客様が落ちる瞬間として脳裏に浮かぶのは、多分、この箱がガッ!って一瞬で展開してチェーンでひっかかってるだけっていう情景。一方、現状では、お客様は、よっちゃんたちがブレードをつっこむのにつきあわされて、箱もぷわぷわって危なっかしく開いていく。山上兄弟は演技でこれに抗する事ができない。だってアッキーなんて箱の中に完全に入っちゃってるからね。ヨッチは彼の体格に比べればちょっと大きめのブレード刺すのに夢中。カラメ手で見せるのなら、切った部屋を一つずつ展開していくとか。ビジュアルなセンセーションでバッと落とす事ができないのがちょっと見ていて大変そう。
 今が旬の暁之進君、最近風船飲んでます(よい子はまねしないでね…って、できないです、普通!)。それはそれでエロスな感じもして私たち大轟沈なのですが、その後でアッキーが「オエッ!」ってな形相でステージ袖(主にかみ手であることが多い)にみょごみょご入って行って風船を吐いてくる姿が、まことに山上兄弟っぽいコミカルさが滲み出ていて大好きです。暁之進君って、先ほども出てきた「あいさつフェスタ」でよっち兄ちゃんと口喧嘩のお芝居して、あとはチラとマジックして、だいたい1時間15分ぐらいずっとステージの上で座りっぱなしだったんだけど、水のペットボトル1本で最後までがんばっていた(?!)。2年前のアッキーだったらおそらく無理?…というか、私たち素人なら現在でもどだい無理。日々芸人として成長しているのね暁之進k!

 ルーティンとしては、鳩出しマジックの流れが上手に整頓されたことで、逆に山上兄弟らしいかわいらしさや子どもらしいテンポの良さが生きている?好印象。これはやっぱりプロ。ぱたぱたと一気に見せて行く面白さが、まんまるオメメのアッキー君の表情や客席にはにかみながらニッコリとアイコンタクトをとるヨッチお兄ちゃんのキュート感を増進させてくれています。
 さて、「あしたのきのう」のリリースを受けて、しばらく30分レギュラーのBGMの落ち着かない時期があったのですが、秋以降「ホップステップマジック」「まじかるまじかるてじなーにゃ」の2本がきちんと収まって、ヘビーなファンにも納得のいくオーダーに再編完了!でも、「あしたのきのう」のアッキーって、あのフリツケを一生懸命やってるわりには相変わらずムチムチなんですけど…金返せビリー!でも、お洋服きつそうな暁之進君の姿を見ていると子どもっぽい体温の高さが感じられて何となくホッとするし、暖ったかい気持ちにもなれる。きっと、確信犯的にそうしているんだわ…。この勝負、またしても山上兄弟の勝ち!? てじなぁ~にゃ!

at 21:04│この記事をクリップ!ステージ・レポート